作業興奮

作業興奮という言葉を知っているでしょうか?最初はまったくやる気の出なかったことでも、実際に作業しているうちにやる気が溢れてくる現象のことです。これは、人間のやる気をつかさどる側坐核という部分の特性によるものです。側坐核はいわばやる気を生み出す装置ですが、その装置を動かすためには作業という刺激が必要になります。つまり、やる気が出たからやるというのではなく、まずやってみてやる気を出すというのが物事をやるときのコツだということです。これは、ニュートンが発見した慣性の法則に似ています。慣性の法則は簡単に言えば、止まっているものは止まり続け、動いているものは動き続けるという法則です。実世界では、摩擦や空気抵抗といった外部からの力が加わるため、動いているものもやがて動きを止めます。作業興奮を心の慣性の法則と考えたとき、やる気を削ぐさまざまな事象は、摩擦や空気抵抗のようなものでしょう。作業をした結果、やる気が出たとしても、時間などの制約によってやる気が活きる環境がなくなってしまいます。しかしそれでも、作業した結果がなくなるわけではありません。やる気が出ないと嘆いている人は、嘆く代わりにとりあえず作業をしてみるといいのではないでしょうか。

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このページは、adminが2013年7月28日 01:17に書いたブログ記事です。

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